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アジア経済論２２

１９９６年１２月１２日

アジアの発展と開発独裁

教科書　P.230〜P.235

１、開発独裁国の特徴
・権威主義的な政治体制
・経済開発を国家目標とする
・政治的安定

政治腐敗(賄賂)

日本　厚生省の官僚の汚職
　　　厚生省の無駄遣い　228億円

韓国　大統領の汚職

中国　北京市副市長　王宝森の自殺
　　　北京市市長の失脚
　　　首都製鉄所香港支店長の収賄　→　死刑執行猶予２年

cf.中国の公務員は民間より30%ぐらい給料が安い。

　　　　アジア

　　権力　＝　金

２、開発独裁のメリット

・開発政策の作成

例、韓国
　・総合開発計画

例、中国
　・人民公社制度

例、日本
　・行政指導　　　　　　　　　　　cf.新日鉄の合併
　・産業政策　　　　　　　　　　　　 東京三菱銀行の合併など

・政治の安定
　＊政治の安定の重要性
　例、中国
　　「文化大革命」　無政府状態
　　　　　↓教訓
　　現在の政治的安定

３、開発独裁の変容

・規制緩和
・体制改革
・民間への権力分散
・政府へのチェック機関

例、中国
　　1)行政と企業の分離
　　2)企業の権限拡大
　　3)国有企業の民営化

　　＊国有企業改革　→　失業の問題

・民主化

開発独裁国
　非民主　ー→　民主化
　　　　　　　・自由選挙
　　　　　　　・野党の出現
　　　　　　　　例、韓国
　　　　　　　　　　ミニ政党
　　　　　　　　例、台湾
　　　　　　　　　　民進党
　　　　　　　・民主団体(政治への国民参加)

　民主化に必要なもの
　・中流階級
　・1人当たりＧＮＰ2000ドル
　＊台湾、韓国の民主化も1人当たりＧＮＰが2000ドル以上になってから始まる。

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